今日の千歳高校

今日の千歳高校

市長を英語でおもてなし! 国際教養科、アンカレジ市代表団と活発交流

 

10月28日(火)、本校国際教養科は、アメリカ・アンカレジ市の市長団10名と千歳市長団10名の訪問を受け入れ、生徒主体の国際交流プログラムを実施しました。

千歳市とアンカレジ市は姉妹都市として、長年にわたり小中高での相互訪問交流を続けています。特に高校では令和5年度から交換留学プログラムがスタートし、毎年、本校から1名がアンカレジ市内のダイモンド高校へ10ヶ月間留学し、交換でダイモンド高校から1名が本校で約1年間学んでいます。

今回の訪問は、この都市交流の一環として、アンカレジ市長から「ぜひ千歳高校の生徒と直接交流したい」との強い希望があり、本校教員と生徒が夏頃から計画を進めて実現したものです。

当日は、国際教養科2年3組がホストを務めました。まず、生徒2名がすべて英語で司会進行を務め、続く4名の生徒が「千歳市の魅力」について英語でプレゼンテーションを行いました。生徒たちは緊張しながらも、授業で学んできた英語を駆使し、自分たちの視点で考えた言葉で千歳を表現。ゲストからは、そのユニークな発表内容に「おー」という感嘆の声が上がる場面もありました。

プレゼンの後は、市長をはじめとするゲストを交えて5つのグループを結成。"What are some important school events in your city's schools?"(あなたの街の学校ではどんな行事が重要ですか?)など、4つのトピックについて英語で活発に意見を分かち合いました。

最初は緊張で硬い表情だった生徒たちも、ゲストの温かい雰囲気に助けられ、次第にリラックス。知っている単語を必死につなぎ、身振り手振りも交えて「伝えたい」という意志を前面に出す姿が印象的でした。話が大いに盛り上がってきたところで、司会から「Time is up!(時間切れです!)」のかけ声がかかると、あちこちから「Oh, no...」と、終わりを惜しむ声が聞こえたほどです。

生徒たちは、先日の台湾見学旅行に続く大きな国際交流イベントで、疲れやプレッシャーもあったはずですが、最後に行った記念撮影では、全員が達成感に満ちた晴れやかな顔をしていました。

国際教養科の主任として、また英語教員として、私は「経験がすべて」だと考えています。日常とは違う環境に身を置き、様々なことに挑戦する。そこで自分の実力を試し、今まで知らなかったことを知り、感じなかったことを感じる。多感な若い時期に、いかに多くの本物の経験を積み、刺激を受けるかが、彼らという人間を形作っていくと信じています。

イベントがその場で大成功でも、たとえ失敗があっても、長い目で見ればすべてが成功です。達成感を得ることも、自分の実力のなさに気づくことも、どちらも成長に不可欠な財産です。教員一同、生徒たちが安心して挑戦し、成長できる「経験の場」をこれからも力強くサポートしていきます。

千高の秋を知らせるもみじ

千歳高校の校門を挟むように2本のもみじの木があります。今年も見事な紅葉を見せてくれています。
生徒達はこの紅葉を見ながら登校しています。
時には市民の方が撮影していることもありますよ。
木の葉が落ちるといよいよ千歳にも冬がやってきます。

台湾見学旅行 台北市内自主研修

23日(木)2団の台北市内自主研修が行われました。雨があがりました!
自分達だけの力で海外の都市を観光することへの期待感がこちらにも伝わってきました。

準備のできた班からツアーデスクで担任の先生からあらためて注意点を伝えられました。全員に地下鉄の一日券が配布され、効率よく市内を移動することができます。

やはり人気の訪問先は超高層ビルTAIPEI 101、パワースポット龍山寺、ホテル近くの西門エリアなどです。

台湾に来たからにはマンゴーかき氷や小籠包を食べた人が多いようです。もちろんタピオカも。

とにかく雨が上がってよかったです。

台湾見学旅行 士林高級商業職業学校と交流

緊張しながら士林高級商業職業学校を訪問しました。
オープニングセレモニー から両校の学校紹介、プレゼント交換、パフォーマンス、紙財布デザインなどによる生徒間交流が行われました。
初めて会った異国の高校生とのコミュニケーションは最初むずかしかったはず。
その状況を乗り越えることにこの行事の目的がありました。
みなさん一人ひとりどんな経験ができましたか。
うまく行ったことも後悔していることも全て皆さんの財産です。

 

台湾見学旅行 故宮博物館見学

1枚目は2年5組のみんなと大変貴重な青堂金座仏三尊像と一緒に写真に収まったものです。
これは素敵な写真ですね。展示物が多く、一周するにはどれだけ時間がかかるろうかと。
何か一つ知識を得て帰りましょうね。

台湾見学旅行 九份訪問

九份では花文字をリクエストしたり、事前にチェックしていたカフェにいくなど
それぞれの九份を楽しんでいました。帰り道誰も怪我せず降りてきてくれたことに安心しました。

台湾見学旅行 中正紀念堂見学

中正紀念堂を見学しました。
台北市内は激しい雨が降り、記念堂の広場は水浸しの状況でした。
そのような状況下でも生徒の皆さんは前向きに取り組んでくれました。
午前はお土産店も訪れて、試食や試飲をしながらお土産を購入しました。
その後、昼食をとり長めの休憩に入りました。

Googleエンジニアから学ぶ最前線! 国際教養科「生成AI」特別講演・ワークショップ

10月30日(木)の5・6校時、国際教養科の1年生から3年生までを対象に、Google Cloudのエンジニアであるキム・テヒョンさんをお招きし、生成AIについての講演とワークショップを開催しました。

この企画は、本校の英語科教員が20年来の知人であるキムさんと5月に会った際、「本校の生徒のためにAIの講演をしてくれないか」と頼んだのがきっかけです。「若者のために自分ができることがあるなら」と快諾してくださった約束が、早くも実現しました。

5校時の講演では、AIの仕組みを知る上で不可欠な「プロンプト」「レスポンス」「Hallucinations(虚偽応答)」「LLM(大規模言語モデル)」といったキーワードを学びました。また、「ディープ・ラーニング」が人間の脳の神経回路を模倣した技術であることなど、難しい概念ながらもAIの構造を知る有益な情報を得ることができました。講演中、キムさんは生徒を飽きさせないよう、ワークシートを完成させた生徒にプレゼントを用意してくださるなど工夫を凝らし、生徒たちはここでしか手に入らないグッズを手に入れて大喜びでした。

続く6校時はワークショップに移り、実際にGoogleの生成AIであるGemini(英語では「ジェミナイ」と読みます!)を体験。「今日学んだ勉強の中でわからなかったこと」や、講演で習った「Hallucinationの意味」を調べるタスクに挑戦しました。今までAIを使ったことがなかった生徒にとっても、「まず使ってみよう!」と思う大きなきっかけになったのではないでしょうか。

また、この講演とワークショップでは、「ラボサポーター」の生徒たちも大活躍してくれました。1年生3名、2年生6名、3年生3名の計12名が名乗り出てくれ、機材の準備・片付けから、他の生徒たちのコンピューター操作のサポートまで、陰でイベントを支えてくれました。自主的にテキパキと動く姿は本当に頼もしく、彼らにとっても良い経験となったことを願っています。

最後にキムさんが語った「一期一会」という言葉が印象的でした。様々なつながりが結実し、Googleのエンジニアであるキムさんと生徒たちとの出会いが生まれました。今日の講演と体験が、生徒たちがAIを使ってこれからの社会を生き抜く上での「きっかけ」になることを願ってやみません。

多忙な中、わざわざ韓国から北海道・千歳までお越しいただいたキムさんに心から感謝いたします。生徒たちには、この貴重な経験から何か一つでも掴み、自分の未来のために生かしてほしいと思います。

キャリア教育を実施しました

10月27日(月)の6・7校時に、外部講師をお招きして、1年次から通算3回目となるキャリア教育を実施しました。本校では先週まで見学旅行を行っており、今回はその後最初の登校日となりました。見学旅行を終えた直後に、進路実現に向けて気持ちを切り替える機会を持てたことは、大変有意義でした。今週は放課後講習や模試も予定されています。今日から受験生として意識を新たにし、一人ひとりが自分の目標に向かって主体的に取り組んでいってほしいと思います。

画面越しの「またね!」 国際教養科3年生、キャロラインチズム高校との1年間のオンライン交流、感動のフィナーレ

本日10月27日(月)、国際教養科3年生が、オーストラリアのキャロラインチズム高校と1年間にわたり続けてきたオンライン交流の最終回を迎えました。結局、合計5回の交流を行うことができました。

この交流は、数年前に交流のあった先方の先生と「お互いの言語の会話力を高める、より実践的な交流ができないか」と話し合ったことがきっかけで実現したものです。

実現までには多くの調整が必要でした。両校の時間割を合わせることはもちろん、オーストラリアとの時差(通常1時間、10月からのサマータイム期間は2時間)も、常に調整の課題でした。

交流が始まった当初は、接続不良などの技術的なトラブルも頻発しました。しかし、回を重ねるごとに生徒も教員もスキルアップし、問題を乗り越えてきました。そして最終回となった今日は、時間いっぱいまで、教室のあちこちから日本語と英語の活発な会話が聞こえる、素晴らしい交流となりました。

毎回テーマを決めて交流してきましたが、今回はハロウィーンが近いこともあり「Seasonal events(季節の行事)」がテーマ。本校生徒はハロウィーンや正月の様子を、キャロラインチズム校の生徒はイースターやクリスマスについて、画像を交えながら紹介し合い、生き生きとした文化交流ができました。

最初は緊張していた生徒たちも、回を重ねるごとにすっかり打ち解け、会話が弾むようになりました。最後には連絡先を交換し合う姿も見られ、画面越しに確かな友情が芽生えたようです。交流の最後に撮影した全員のスクリーンショットは、この1年間の成功を物語る、最高の笑顔で溢れていました。

接続トラブルなどの課題はありましたが、経済的な負担なく、多くの生徒に実践的な国際交流の機会を提供できる、非常に可能性の大きな取り組みだと感じています。今後は、共同でのプロジェクト研究など、よりレベルの高い活動に発展させていけると、さらに素晴らしいものになるでしょう。

1年間、このプロジェクトに一緒に取り組んでくれた生徒たち、そして常に温かくサポートしてくれたALTの先生方2名に、心から感謝します。

世界を体験!見て、着て、食べて、学ぶ。国際教養科1年3組 JICA・北星学園大訪問

本日10月22日(水)、1年生は大学見学バスツアーが実施されていますが、 国際教養科1年3組は特別なプログラムとして、 JICA地球ひろばと北星学園大学を訪問しました。

午前中のJICA地球ひろばでは、まず世界の文化に触れました。 キルギス、モンゴル、インドネシアなど、 普段は着る機会のない色鮮やかな民族衣装を試着し、 生徒たちは大喜び。笑顔が溢れました。

続くSDGs(持続可能な開発目標)を学ぶツアーでは、 カラフルなパネルを使い、 世界の現状と日本の達成度を学びました。先進国である日本が、 完全に達成できているのが「産業」 のカテゴリーひとつのみという事実に、 生徒たちからは驚きの声が上がりました。

圧巻だったのは「スマホはどのように成り立っているのか」 を考えるワークショップです。「鉱石採掘」「ゴリラ」「 きょとんと見つめる子どもたち」 の3枚の写真が何を意味するのか、 活発なグループディスカッションが行われました。 私たちが毎日使うスマホが、 実は多くの子どもたちの犠牲の上に成り立っていること、 そしてそれに対する抗議活動の存在も学びました。 身近なテクノロジーの裏側に、新たな視点が芽生えた瞬間です。

昼食は「ウガンダ給食」を体験。 豆のトマトソース煮を笑顔で食し、 美味しく貴重な異文化体験となりました。

午後は北星学園大学へ移動。ロバート・トムソン先生による「 高関係流動性」についての講義を受けました。 社会構造とインターネットの使い方に相関があるというアカデミッ クな話に触れ、「大学の学び」 とは何かを感じ取れたのではないでしょうか。 キャンパスツアーも行われ、大学の雰囲気を肌で感じました。

教室を飛び出し、自分たちの生活や文化、テクノロジーの裏側、 そしてアカデミックな研究に触れ、 高校の授業だけでは学べない新たな視野を広げる、 非常に濃密な一日となりました。

千歳から世界へ、世界から千歳へ ~ 3年生の集大成プレゼンとJICA研修員との笑顔あふれる文化交流 ~

 

秋晴れの10月16日(木)、本校第2体育館を舞台に、国際教養科の伝統行事である「国際理解のつどい」が盛大に開催されました。今年のつどいは2部構成。生徒たちの学びの深化と、国境を越えた温かい交流が共存する、素晴らしい時間となりました。

第1部(4校時)は、3年生による学びの集大成「千歳プロジェクト」。自分たちが暮らす千歳市をより良くするための提案を、すべて英語でプレゼンテーションするものです。「観光」や「空港」など6つのテーマに分かれた各グループは、実際に外部の方へのインタビューを重ねて課題を整理。その上で、高校生ならではの視点で練り上げた解決策を堂々と発表しました。練習ではなかなか顔が上がらなかった生徒たちも、本番では見違えるように前を向き、聴衆に力強く語りかける姿は、まさに3年間の成長の証でした。

第2部(5~6校時)は、JICA研修員の方々との国際交流です。今年はアンゴラとモザンビークから計10名の研修員をお迎えしました。まずはポルトガル語の通訳を介して両国の文化や歴史を学び、その後は1、2年生が主役となって交流を深めました。生徒たちは「剣玉」や「よさこい」「折り紙」など8つのブースを設け、研修員の方々をエスコートしながら日本文化を紹介。折り紙が完成した瞬間に生まれた歓声、共によさこいを踊る楽しそうな姿、そして最後に撮影した集合写真に写る全員の満面の笑顔が、このイベントの大成功を何よりも雄弁に物語っていました。研修員の方々に日本文化を楽しんでもらおうという、生徒たちの「最高のおもてなし」の心が、体育館を満たしていました。

国際教養科は、このように地域社会への探究と、世界との直接的な交流を組み合わせた、唯一無二の教育機会を提供しています。経験を通じて言語能力と人間性を同時に育む。今回のイベントは、その理念を体現する一日となり、生徒たちはまた一つ、大きな成長を遂げることができました。

15期生来校されました。

 10月7日(火)に15期生の同窓会が千歳市内で開催されました。その前に5名の15期生の皆様方が来校されました。様々な思い出話を聞かせていただきましたが、1964年に東京オリンピックが開催された際、北海道でも行われた聖火リレーを務められたお話は大変印象的でした。


 校舎をまわられ後輩たちの様子を見て、「しっかり勉強されていますね。」とお褒めの言葉もいただきました。商業科を卒業された方は昨年の卒業生の検定合格状況をご覧になり、大変喜んでおられました。
空いている教室で、「自分はここに座っていたんです。」と58年の時が流れても鮮明に覚えていらっしゃることに驚きました。
母校千歳高校に関心をお寄せいただき本当にありがとうございます。

 卒業生の皆様へ
 今、皆様の後輩たちが地域から多くの協力をいただいて教育活動が行えるのも、信頼をよせていただき求人をいただけるのも卒業生の皆様方が千歳はもとより北海道内や全国各地で活躍されたことのおかげです。
千歳高校はこれから卒業生の皆様のご来校を心より歓迎いたします。

台湾見学旅行いよいよカウントダウン

台湾見学旅行が近づいてきました。学校間交流や台北市内自主研修の準備も大詰めです。
現地台湾ではどんな出会いが待っているのでしょう。現地校を訪問し、同世代と交流をすることはみなさんにとって大変貴重な経験になることでしょう。
仲間と協力し合いながら台北市内を観光する自主研修、とても楽しみですね。
みなさんが素敵な出会いに恵まれることを期待しています。

 

2学年通信について

2学年通(20251001).pdf

 本日、10月1日(水)で前期が終了となります。

前期終了にあたり、2学年通信を発行しましたのでご覧ください。

 なお、閲覧にはパスワードが必要です。パスワードは安心安全メールにてご連絡しますので、よろしくお願いいたします。

第2回見学旅行保護者説明会を開催しました

6月の第1回に引き続き、9月29日(月)に第2回見学旅行保護者説明会を本校第一体育館で開催しました。250人あまりの保護者が参加し、台湾見学旅行の関心の高さが表れたものとなりました。旅行業者から現地の安全情報、加入保険、両替について、そして本校教員からは旅行中の健康管理や心得などを説明しました。

書道表現

3年選択書道表現の授業でうちわを作成しました。「夏」をテーマに文字や形を工夫し、涼しさを感じさせる作品ができました。

JICA研修員との文化交流に向けて~ポルトガル語講座で学ぶアフリカとの繋がり~

本日9月29日(月)の5校時、来たる10月16日に開催される、アンゴラ、モザンビークからのJICA研修員との文化交流会に向けて、国際教養科の1、2年生約70名を対象とした事前講座「アフリカ文化・ポルトガル語講座」を実施しました。

講師にお招きしたのは、ブラジル出身でポルトガル語を母語とされる川村ジェアネッテ先生です。講演では、なぜ遠いアフリカのアンゴラやモザンビークでポルトガル語が公用語として話されているのか、その歴史的な背景から丁寧に解説していただきました。

また、「カステラ」や「ボタン」「カッパ」といった、普段私たちが何気なく使っている言葉が実はポルトガル語に由来することを知り、生徒たちからは「えっ、それもポルトガル語だったの!?」と驚きの声が上がりました。言葉の繋がりから異文化を身近に感じる、素晴らしい学びの機会となりました。

後半は、文化交流会当日に向けた実践的な会話レッスンです。「書道」「折り紙」「よさこい」など、生徒たちが運営する各ブースで実際に使いたいフレーズを考え、ジェアネッテ先生が一つひとつ丁寧に教えてくださいました。「これを伝えたい!」という明確な目的があるからこそ、生徒たちは興味津々の様子で、熱心にノートをとる姿が非常に印象的でした。

本校の国際教養科は、単なる英語科ではなく、広く世界の多様な文化や教養を学ぶことを目指しています。今回の講座は、生徒たちの知的好奇心を刺激し、「学びは楽しい」と実感させてくれる、まさに本校が目指す教育の実践となりました。

この学びを胸に、交流会当日はきっと生き生きとしたポルトガル語が飛び交うことでしょう。生徒たちが素晴らしいパフォーマンスを発揮し、実り多い国際交流となることを心から願っています。

第2回韓国空港高校とのオンライン交流

 9月18日放課後、今年度2回目となる韓国・ソウル市立空港高校とのオンライン交流が行われました。
 前回同様、生徒たちは自分の興味や関心に合わせて事前にスライドを準備し、交流に臨みました。今回はテーマごとに自国の文化を紹介したり、相手国の文化について質問したりと、より積極的なやり取りが見られました。2回目ということもあり、生徒たちは緊張も和らぎ、リラックスした雰囲気の中で巧みに韓国語を話す姿が印象的でした。

 次回は12月にクリスマスのプレゼント交換を予定しています。

Lab Adventure 公立千歳科学技術大学編

 8月26日(火)の午後、普通科理系の2、3年の生徒18名が本校によるゼミ・研究室を訪問する行事Lab Adventureで公立千歳科学技術大学を訪問させてもらいました。“Lab Adventure”とは校外の体験や進路選択を考えるヒントとなる経験をさせてもらうことを目的に今年度から行っています。

 公立千歳科学技術大学の全体説明や科学、化学等に関わる研究の最近の動向や日本の研究レベルの高さや強さ、そして面白さを高校生にもわかりやすく説明していただきました。

 公立千歳科学技術大学に進学した本校卒業生に案内されながら、3つの研究室を見学させてもらいました。各研究室においては日常の研究室の様子や、体験、そして何より各先生方から熱心に学問、研究のやりがい等を教えていたただきました。そしていかにサイエンスが人間社会に貢献しているか、そして果たすべき役割がまだまだあることを知ることができました。

 進路について、より明確になった生徒、また新たな興味関心が沸いた生徒、いずれにしても自分の視野を広げる一日となりました。

 

ようこそアリエフ・ザキルさん!アゼルバイジャンから届いた新しい風 ~ 北大留学生との交流で深める「生きた国際理解」~

先日、北海道教育委員会が主催する「Hokkaido Study Abroad Program」の一環で、北海道大学に留学中のアリエフ・ザキルさん(アゼルバイジャン出身)が本校を訪れ、生徒たちと三日間を共に過ごしました。

ザキルさんは学年や学科を問わず様々なクラスを訪問し、故郷アゼルバイジャンの美しい歴史や文化、趣味である写真撮影、そして北大での研究生活について、気さくな人柄が伝わるユーモアを交えながら語ってくれました。また、書道の授業には一人の生徒として参加。本校の生徒に筆の使い方を教わりながら、初めての書道に挑戦し、交流を深めている姿が大変印象的でした。

生徒たちは、これまであまり馴染みのなかった国の話やザキルさんの体験談に、終始興味津々の様子。たくさんの質問が飛び交い、教室は知的好奇心と温かい交流の空気に包まれました。

本校では、英語学習だけでなく、このような国際理解を深める機会を大切にしています。教員だけでは伝えきれない「生きた世界」の多様性を、様々な方から直接学ぶことは、生徒にとって非常に有意義な教育であると改めて実感しました。ザキルさんにとっても初めての高校訪問は良い経験になったとのこと。素敵な出会いをありがとうございました。

【フードデザイン】授業の様子

フードデザインの授業において調理実習を行いました。

前年度に引き続き、今年度も「ばん馬キャラ弁コンテスト」に出品するため、キャラ弁を作りました。

慣れないキャラ弁作りに悪戦苦闘しながらも真剣なまなざしで取り組んでいました。

結果発表が待ち遠しいです。

画面の向こうはオーストラリア!ランチタイムで深める異文化理解 ~ 日本とオーストラリアのお弁当文化で盛り上がったオンライン交流 ~

国際教養科3年生が取り組んでいる、オーストラリアのキャロラインチズム高校とのオンライン国際交流が、3回目のセッションを終えました。回を重ねるごとに、生徒たちのコミュニケーションはより活発で、スムーズなものになっています。

今回の交流テーマは「Introducing My Bento or Lunch Box(私の弁当を紹介する)」。生徒たちは、自分のスマートフォンでお弁当の写真を共有しながら「これは卵焼きです!」「オーストラリアのランチはシンプルにサンドイッチが多いよ」など、英語と日本語を交えて紹介し合いました。色とりどりのお弁当に、画面の向こうから何度も感嘆の声が上がり、両国の食文化の違いや共通点に話が弾む、笑顔あふれる時間となりました。

初回、2回目と見られた接続トラブルも今回はほとんどなくなり、教員・生徒双方にスキルと経験が着実に身についていることを実感します。ほぼ中断することなく、異文化交流に集中できたことは大きな成果です。

今後はこの活動を継続し、日常的なトピックから一歩進んで、より社会的なテーマでの意見交換にも挑戦していきたいと考えています。画面越しのリアルなコミュニケーションが、生徒たちの英語学習へのモチベーションをさらに高めてくれることを期待しています。

先輩が語る、世界へのトビラ! ~ 学校説明会で届けた国際教養科のリアルな学びと体験談 ~

9月13日(土)、本校を会場に中学生向けの学校説明会が開催され、たくさんの中学生ならびに保護者の皆様にお越しいただきました。誠にありがとうございました。当日は、本校の特色ある教育活動についてご紹介させていただき、活気あふれる校内の雰囲気を感じていただけたことと思います。

説明会の中では、国際教養科を代表して3年3組の生徒が、約15分間のプレゼンテーションを行いました。

国際教養科での日々の授業の様子にはじまり、異文化理解を深める「国際理解のつどい」、実践的な語学力を養うカナダ語学研修、そしてアラスカ州のダイモンド高校との交換留学など、自身の豊かな経験を織り交ぜながら、国際教養科でしか得られない学びの魅力を具体的に、そして生き生きと語ってくれました。

特に印象的だったのは、その堂々とした発表態度です。ほとんど手元の原稿に目を落とすことなく、参加者一人ひとりの顔を見ながら語りかける姿からは、日頃の英語プレゼンテーションなどを通じて培った高い表現力が感じられました。心のこもった素晴らしいスピーチに、会場からは大きな拍手が送られました。

今回のプレゼンテーションが、「千歳高校で英語を学びたい」「国際交流に挑戦したい」と願う中学生の皆さんの心に響き、進路選択の一助となれば大変嬉しく思います。

見学旅行の自主研修計画の説明会がありました

9月10日(水)7校時に体育館で、旅行会社の担当者による見学旅行の自主研修計画の説明会を実施しました。今年の見学旅行先である台湾の自主研修を計画するにあたり、動画を使いながら、台湾の基本情報、台北周辺の見所、そして安全・安心情報の説明をしていただきました。1週間後に各班の計画書を提出、そして2週間後に旅行会社の担当者から計画書のアドバイスを受けることになっています。

本校ALTのカーリーと留学生のジャズミンさんが千歳を自転車で巡りました!

※本校ALTのカーリーが記事を作成。英語原文を下部に掲載いたします。


アメリカ・アラスカ州・アンカレジ市のダイモンド高校からの留学生であるジャスミンさんは千歳高校に新しく加わった11年生、アメリカでいう「ジュニア」です。千歳に来てまだ2週間ほどなので、学校の4日間の定期試験には参加しませんでした。その代わりに、ずっと自習に励んでいました。そこで試験最終日、少し勉強から離れて「姉妹都市」千歳のことをもっと知ってもらえるように、一緒にサイクリングの冒険に出かけました!

地図と自転車を準備して、まずは彼女がこれからよく訪れそうな場所を巡りました。北ガス文化ホール、グリーンベルト、そして千歳駅です。その後、まちライブラリーに立ち寄り、図書カードを作りました。本好きなジャスミンさんは、早く本棚を見て友達と一緒に勉強するのを楽しみにしています。

次はモリモト本店へ。千歳名物のハスカップスイーツを味わいました(彼女にとって初めての味!)。それから千歳神社や青葉公園へ。祭りの名残のお花を眺めたり、公園のサイクリングロードを楽しんだりしました(安心してください、熊はいませんでした!)。ジャスミンさんは「アラスカ州アンカレッジにあるキンケイド・パークに似てる!」と嬉しそうに話してくれました。

ランチはクレープ屋さんで軽く済ませ、千歳川沿いを通ってサーモンパークへ。そこでインディアン水車を見学し、なんと産卵シーズン前にもかかわらずサケの姿を発見!そして旅のハイライトは、道の駅でのくじ引き。中くらいの大きさのカワウソのぬいぐるみを見事に当てて、自転車の前かごに入れて帰りました! 最後は小川農場でひまわりを眺め、ソフトクリームを食べて締めくくり。

道中では千歳の町の人たちが驚きつつも笑顔で手を振ってくれ、私たちも笑顔で応えながら楽しみました。きっとジャスミンさんもすぐに千歳に馴染むと思います。きっと私と同じように、この街を大好きになってくれるはずです!

 

 

Jasmine is the newest 11th grader, or “Junior” as we describe them in the U.S., at Chitose High School. She arrived in Chitose only two weeks ago, so she didn’t participate in the high school’s four-day exam period. Instead, she was doing an awful lot of self study. So on the final day of exams, we thought she might like to take a break from studying to learn more about her sister city, Chitose.

Equipped with a pair of bikes, a map, and a determination to get to know Chitose, Jasmine set out with me for an adventure. First, we looked around some places we thought she might visit a lot – The Kita Gas Culture Center, the Green Belt, and Chitose Station. Then we stopped by Machi Library to sign her up for a library card. Jasmine loves reading so she is excited to browse the shelves and study there with her friends soon.

We stopped by Morimoto Honten for some haskap treats since Jasmine had never tried the flavor. Then we were on to Chitose Shrine and the Aoba Park area. We enjoyed looking at the flowers leftover from the Shrine Festival, and Jasmine was really excited to bike around the trails of Aoba Park (don’t worry, no bears!). She remarked that it felt a lot like Kincaid Park, a place in Anchorage, Alaska she goes to often for fresh air and nature.

We stopped for a quick lunch at a crepe shop, then made our way along the Chitose River to the Salmon Park. There we saw the Indian Water Wheel in action – there was even a salmon sighting even though the spawning season hasn’t started yet. Then, for the most exciting part of the trip, Jasmine tried her luck with a lottery game at the roadside station and won a medium sized stuffed otter which she promptly placed in her bike’s front basket! Finally, we visited Ogawa Farm to see the last of the sunflowers and enjoyed some soft cream to end a great day!

Along the way we saw many townspeople in Chitose who always seemed surprised but happy to see us. We were waving back and having fun, so I think Jasmine will fit in just fine. If she’s anything like me, she’s going to love it here!

 

 

本校に留学しているジャズミンさんが市長表敬を行いました!

8月28日(木)に第3期長期交換留学事業により、アラスカのダイモンド高校より来日し、本校で学んでいるジャズミンさんが、市長表敬を行いました。横田市長より、「クラスメイトとは友達になれましたか?」「日本語での生活はどうですか?」「日本でしたいことはありますか?」など、様々な質問がありましたが、終始、ジャズミンさんは堂々とにこやかに応対し、今後の活躍を感じさせてくれました。アンカレジ市の日本語イマージョンプログラム(日本語により授業や学校生活を送る)により幼稚園から学んできた日本語のレベルは、すでに日常会話では困らないほどになっており、これまでどれほどの努力をしてきたのかを考えると感心するばかりです。ただ、日本のお祭りなど日本文化をもっと体験して成長したいというジャズミンさん。本校生徒もジャズミンさんのやる気や学習に対する姿勢や、考え方の違いなどから学ぶことは多いはずです。留学生がもたらす相乗効果に期待しつつ、双方に効果的な教育プログラムを提供しながら、1年間最大限サポートしていきたいと思います!

課題研究「子どもせんきょ」を行いました。

国際流通科3年生が取り組んでいる「課題研究」。
グループ単位で社会の課題をどう捉え、解決、克服する手段を追求する授業です。
今回、ちゃんとさんに掲載をいただいたのは、「将来、選挙や政治に関心を寄せる若者を増やすために、今できることは何か。」という問いに対して、
取り組んでいるグループです。
 7月28日ほくよう児童館 のご協力を得て、小学生にドッジボールか鬼ごっこなどの遊びを提案することを選挙の公約に見立て、立候補した児童の話に耳を傾けました。希望する遊びを提案した児童の名前を投票用紙に記入し、選挙を疑似体験をしてもらいました。
国際流通科の生徒達は他の世代にものを伝えることの難しさを経験し、また更に選挙に行く若者を増やすために自分たちができることは何かと

改めて考えるようになったそうです。
この度、大変貴重な機会を与えていただきました「ほくよう児童館」の職員のみなさま、心より感謝いたします。そして児童のみなさん、お兄さんお姉さんのお話を聞いてくれてありがとうございました。

千歳高校国際流通科の「課題研究」は地域の皆様のご協力とご指導を賜りながら、学びを深めることができています。

米国ダイモンド高校から第3期目となる留学生が本校に来ました!

 本校と米国アラスカ州アンカレジ市にあるダイモンド高校との間で 実施されている長期交換留学事業の第3期生、ジャズミン・ ウィースィーさんが来日しました。この事業は、 千歳市が主体となり令和5年度から始まったもので、 ホストファミリーとの連絡やビザ・ パスポート取得などの事務処理を千歳市が担い、 学校での受け入れや授業・ 部活動への参加など教育活動全般を本校が担っています。3年目を迎える今年度は、これまでの経験を踏まえ、より留学生にも本校生徒にも大きなメリットとなる事業へと発展させていきたいと考えています。

 ジャズミンさんは8月20日(水)の夜に新千歳空港へ到着し、 制服の準備を済ませて22日の夏休み明け全校集会から早速学校生活に参加しました。朝の職員打ち合わせでも挨拶を行い、 全校集会では「ファゴットや太鼓をやってきた」「1年間よろしくお願いします」と堂々と自己紹介。 幼い頃から学んできた日本語は堪能で、 多くの生徒が驚いていました。来年7月まで国際教養科2年3組に所属し、10月には台湾での見学旅行にも参加予定です。

 昼休みに教室をのぞくと、 ジャズミンさんを囲んで10人ほどの生徒が机を寄せ合い、まるでパーティーのように盛り上がっている姿が見られました。これから1年間、互いの価値観の違いに気づき、 英語や日本語力を伸ばし、多くの思い出を共有していくことが期待されます。このような異文化交流を日本にいながらにして実現できるのが本校 の大きな強みであり、今後も国際的な学びの空間をつくり出していきたいと考えています 。

「ゼロカーボン」実現へ!本校生徒が市のプロジェクト会議に参加

8月22日の15時30分より、本校国際教養科2年3組の鷲谷さんが、千歳市の「 ちとせゼロカーボンプロジェクトチーム会議」に参加しました。 7月につづき2回目の参加となる今回の会議では、 カーボンニュートラル実現に向けた地域の課題や取り組みについて熱い議論が行われました。

当日は、4人1組のグループに分かれ「 公共交通の利用をどう増やすか」 をテーマに意見を出し合いました。付箋を使って「なぜ使わないのか」「どうしたら使いたくなるか」などを自由に書き出し、 表に貼りながら整理していくワークを実施。本校の鷲谷さんも「 JRとバスの接続を分かりやすく周知する」「 住民のニーズに合わせたバスのルートや便数を考える」など、 実現性のあるアイデアを提案しました。

会議のメンバーには会社員や大学教授、 小学校で出前講義をしている方など、幅広い世代が参加しており、 その中で本校生徒は高校生代表として若い視点を発揮しました。 本校国際教養科のスローガン「Think Globally, Act Locally」にもつながる取り組みであり、 地元の課題に向き合いながら成長していく姿はとても頼もしいもの です。次回以降の活躍も期待しています!

Lab Adventure 北星学園大学編

7月17日晴天、18名の生徒で北星学園大学の西原明希先生のゼミを訪問しました。西原ゼミは異文化コミュニケーションを扱う副専攻ゼミです。今回体験したシドニー大学との連携による学びは、英語副専攻としての実施は今年度で終了し、2026年度からは国際学部グローバル・イノベーション学科(DGi )の科目「Study Abroad」の選択肢の一つとして継承され、「国際共修プロジ ェクトⅠ・Ⅱ」へと発展的に展開されるそうです。

この日のテーマは「海外で学ぶと、どう変わるのか?」。シドニー大学での学びなど、国際経験をしてきた大学生たちの話を聞きながら、高校生たち自身も考え、語り合いました。

お昼休みには、DGiの学科長予定であるロバート・トムソン先生も合流。スケートボードによる世界横断の旅でギネス記録保持者となった自身の体験を語り、高校生の「挑戦すること」への好奇心にさらに火をつけていました。

 

最寄りの大谷地駅の改札まで学生さんたちに送迎していただき、また北星学園大学の日常を体験させていただきました。参加した生徒にとっては大学のことや海外で学ぶ意義などを熱く伝えてもらい、本当に有意義な一日をすごすことができました。

 

 

 

「広報ちとせ」に国際流通科課題研究の取り組みが紹介されました。

国際流通科3年生が取り組んでいる「課題研究」

グループ単位で社会の課題をどう捉え、解決、克服する手段を追求する授業です。

このたび、「広報ちとせ」にこども食堂について研究しているグループを取材をしていただきました。

なお、この記事の転載は千歳市企画部広報広聴課の承諾をいただいております。

大きく見たい方はこちらから.jpg

令和7年度千歳高校学校説明会について

9月13日(土)に令和7年度千歳高校学校説明会が開催されます。8時50分から受付が始まります。

本校ホームページ「お知らせ」から申し込みを受け付けております。
申込受付期間は8/26(火)17:00までです。

みなさんのご来校を心より歓迎いたします。

世界の仲間と語り合い、学び合う ~本校国際教養科生徒が国際セミナーに参加~

 

この夏、本校国際教養科2年生の生徒1名が、株式会社夏休みプロジェクト主催の合宿型国際セミナーに参加しま した。会場は札幌。アメリカからの学生と日本人学生約10数名が参加し、4泊5日の共同生活を通して親睦を深めながら、気候変動などの社会課題について学ぶ内容です。参加者はルームシェアを行い、セミナーの合間には市内へ出かけるなど、日常生活を共にすることで文化や価値観を超えた交流が生まれまし た。

プログラムでは、AI- biosensorなど最先端医療技術に関するレクチャーもあり 、まるで海外大学の授業を受けているような高度で刺激的な内容でした。本校生徒も英語を駆使しながら、他国の学生たちと積極的にディスカッションを重ねました。 内容が難しい場面ではアメリカからの参加者に質問し、理解を深めようと努力。ノートもびっしりと英語で取り、必死に食らいつく姿が印象的でした。

特に印象的だったのは、「アイヌ民族について教育においてどう理解を深めていくか」 というテーマでの活動です。議論の後には札幌のアイヌ文化関連施設へのフィールドワークも行 い、最終日にはグループごとにプレゼンテーションを実施。アイヌ文化の理解を広めるための具体的かつ現実的なアイデアを提案し、本校生徒も全員がネイティブのアメリカの学生という環境で英語を駆使して健闘しました。刺激に満ちた5日間だったことでしょう。

7月30日にはカムチャッカ半島での地震に伴う津波の影響で、 一部プログラムが変更されましたが、スタッフの的確な危機管理により、参加者は安心して活動に集中できました。生徒は「 自分の英語力のなさに驚いた」「頭をフル回転させて過ごした」「 本当に参加してよかった」と振り返り、多くの発見と成長を実感。国際教養科では、今後もこうした実践的な国際理解教育を積極的に提供してまいります。

北海道イングリッシュチャレンジ(HEC)サマーキャンプに本校生徒が参加しました!

 

(以下、運営スタッフとして参加した本校ALTのカーリーが、書いた記事を日本語訳したものです。後半に原文も掲載いたします。)

7月26日から28日まで、千歳高校の生徒5名が、旭川市から約20km離れた東神楽町で開催された「北海道イングリッシュチャレンジ(HEC)」サマーキャンプに参加しました。

このキャンプに先立ち、3月には中学生・高校生を対象とした英語コミュニケーション能力を試す「HECテスト」が行われ、成績優秀者がキャンプに招待されました。今年は、千歳高校から2年生4名が参加し、さらに1年生の生徒が2年連続で「ジュニアリーダー」として選ばれました。

キャンプでは3日間、さまざまなアクティビティが英語のみで行われ、英語漬けの生活を体験しました。北海道各地の学校で勤務する20名近くのALT(外国語指導助手)がキャンプカウンセラーとして生徒たちをサポートしました。

初日は、チームごとに分かれ、バナー(団旗のようなもの)と応援コールを作成。「キャプチャー・ザ・フラッグ」や宝探しゲームにも挑戦しました。2日目は、ブレスレット作りやポエムの創作、プラバン(シュリンキーダンク)などのクラフト活動を行いました。その後は「アメージング・レース」と題し、なぞなぞを解いたり、紙飛行機を飛ばしたり、目隠しでサンドイッチを作るなど、ユニークなチャレンジに取り組みました。夜には、キャンプファイヤーでスモア(焼きマシュマロとチョコをクラッカーで挟んだデザート)を楽しみ、怖い話やキャンプソングで盛り上がりました。また、キャンプ中の食事ではギリシャ、ハンガリー、アメリカなど、様々な国の料理が提供されました。

千歳高校の5名の生徒たちは、どの活動にも笑顔で積極的に取り組み、他校の生徒ともすぐに仲良くなりました。わからないことがあれば自分から質問し、理解しようと努力する姿がとても印象的でした。全体を通して、生徒たちは英語環境の中で生き生きと自分の意見や感情を伝えることができました。ジュニアリーダーも、新しい参加者を優しく励ましながらサポートしていました。

キャンプ中には、以前千歳高校を卒業し、現在は英語と商業を学ぶ大学生と再会する機会もあり、大学生活についての話を聞くことができました。

5名の生徒は、「来年も絶対に参加したい!」と口をそろえて話してくれました。

北海道イングリッシュチャレンジは、1994年より北海道のALTが中心となり、寄付金をもとに運営されている取り組みです。2026年の北海道イングリッシュチャレンジへの参加や支援にご興味のある方は、ぜひウェブサイトやInstagramページで、年間を通じて開催されている様々な募金イベントなどをご覧ください。来年、またお会いしましょう!

<記事原文>

Chitose High School Students Shine at Hokkaido English Challenge 2025

On July 26 – 28, five Chitose High School students attended the Hokkaido English Challenge (HEC) Summer Camp, located in Higashikagura about 20 kilometers outside of Asahikawa.

Before the camp, in March, junior high school and high school students took the HEC test to challenge their communication abilities in English. Top-scoring students from all over Hokkaido were invited to attend the overnight summer camp. This year, 4 second-year students from Chitose High School attended, and another Chitose student in their first-year was also invited for a second time as a “Junior Leader.”

Students enjoyed 3 days of an itinerary packed with traditional summer camp activities with the number one rule being “use only English!” Nearly 20 Assistant Language Teachers (ALTs) who work at schools across Hokkaido took on the role as camp counselors to guide students through the camp.

On the first day, campers were put into teams and created a team banner and cheer. They played “Capture the Flag” and raced through a scavenger hunt. On the second day, campers created their own friendship bracelets, poems, and “shrinkydinks” for their arts and crafts activities. Then they challenged other teams through the “Amazing Race.” In this activity, students tried a series of challenges including solving riddles, making paper airplanes, and blind-folded-sandwich-making. At night, campers enjoyed a bonfire complete with s’mores, a ghost story, and campfire songs. The camp menu introduced students to international cuisine from Greece, Hungary, America, and more.

The 5 students proudly representing Chitose High School left an astounding impression on camp organizers. Each camper completed the challenges with a smile on their face and spread their positive attitude to their new friends from other schools. When they struggled to understand something, they sought understanding and asked great questions. Students thrived in the English environment and could successfully communicate their opinions and feelings throughout the camp. The Junior Leader supported new campers with kindness and reassurance. Students were even able to meet a recent Chitose High School graduate who attended the camp and asked questions about their experience in university studying English and commerce. All 5 students exclaimed, “We want to attend the camp next year!”

Hokkaido English Challenge is organized and executed by Hokkaido ALTs using funds from generous donors since 1994. Are you interested in participating or donating to the Hokkaido English Challenge in 2026? Please learn more about one of the many fundraising events held throughout the year on the website or Instagram page. See you next year!


 

レベッカさん、ありがとう! 1年間の留学を終え帰国

本校とアメリカ・ アラスカ州アンカレジ市のダイモンド高校との長期交換留学事業で 、1年間本校に在籍していたレベッカさんが、7月27日、 本国アメリカへと帰国しました。 新千歳空港にはクラスメートやホストファミリーなど多くの人が見 送りに駆けつけ、涙ながらに別れを惜しむ姿が見られました。

集まった人の多さが、この留学がレベッカさんだけでなく、 ここにいる生徒や家族にとってもかけがえのない思い出になったこ とを物語っていました。「また戻ってきてほしい」 という声が多く聞かれ、 温かなつながりの輪が広がった1年となりました。

この貴重な留学機会を支えてくださっている千歳市の皆さまに、 心より感謝申し上げます。千歳高校は今後もと連携し、 8月には第3期留学生の受け入れを予定しています。 次なる出会いを、心から楽しみにしています。

国際色豊かな「日本の夏祭り」で大活躍! ~教養科生徒4名がボランティアとして参加~

7月27日(日)、恵庭国際交流プラザ主催のイベント「 日本のなつまつりをたのしもう!」が開催されました。 このイベントは、 北海道に住む外国人の方々に日本文化に触れてもらうことを目的と して行われ、中国、台湾、ネパール、アフガニスタン、 ニュージーランド、インドネシアなど、 6か国から30名以上が参加しました。

本校からは、国際教養科の2・ 3年生4名が運営ボランティアとして参加。輪投げ、 ヨーヨー釣り、スーパーボールすくいなどのブースを担当し、「 おめでとう!」「入ったね!すごい!」と声をかけながら、 参加者と笑顔で交流しました。言葉や文化の違いを越えて、 場を盛り上げ、楽しさを共有する姿に、 国際教養科生徒の高いコミュニケーション力が感じられました。

参加した生徒のひとりは、「 参加者が楽しんでくれてとてもうれしかった」と語り、 イベントを通して大きな達成感を得たようです。 主催者の方からも「教養科の生徒は動きがとてもよく、 さすがです。安心して任せられるし、 丁寧な対応がとてもよかった」と高い評価をいただきました。

 

国際教養科では、語学や国際理解に加え、 実社会での経験を通して“ほんものの力” を身につけることを大切にしています。 今回のようなボランティア活動は、 生徒たちが机上の学びを現実の場で活かす絶好の機会です。 今後もこのような体験を通じて、 生徒たちは真の国際人として成長していきます。

【長期交換留学】レベッカさん、ありがとう! みんなの心に残る1年間

本校とアメリカ・アラスカ州アンカレジ市にあるダイモンド高校との間で、令和5年度から始まった長期交換留学プログラム。その第2期生として昨年8月から本校にやってきたレベッカ・ マッカラさんが、今日、最後の登校日を迎えました。

レベッカさんはこの1年間、 3年3組の一員として日本の高校生活を満喫し、なんと台湾への修学旅行にも一緒に参加!さらに、放課後は弓道部にも所属し、 日本の伝統文化にも真剣に向き合ってきました。 最後のホームルーム後には、クラスのみんなと弓道部の仲間たちと涙のお別れ…。 それは、 かけがえのない思い出をここでたくさん作ってくれた証です。

将来の夢は、「お医者さんになってたくさんの人を助けたい」 というレベッカさん。私たち教員にとって、この夢の一歩に関われたことは大きな喜びです。アメリカに帰っても、この経験を力に、日本とアメリカの架け橋になってくれることでしょう。

このプログラムは今年8月から第3期に突入。 また新たな留学生を迎える予定です。レベッカさんのような出会いが、 これからもたくさん生まれていくと思うと、とても楽しみです。

留学生にとっても、本校生にとっても、一生の宝物になるこの交流。これからも大切に続けていきます!

全校集会(暑さにより放送で実施)でのスピーチ後、校長先生より修了証が手渡されました。          

1年間ともに過ごしたクラスメイトとの一枚。最高の思い出ですね!

ダイモンド長期交換留学2期生の川島くん(今年5月にアメリカ・アラスカ州・アンカレジ市より帰国)とレベッカさん!お疲れ様でした!

 

“英語+もう一つの外国語”で世界が広がる 本校ならではの多言語教育

本校では、国際的な視野を持った生徒を育てるために、 英語に加え、中国語・韓国語の第2外国語を週2時間学べるカリキ ュラムを用意しています。これらの授業は、すべてネイティブ講師 による指導のもと、発音や会話、 文化について実践的に学べる内容となっており、 他校にはない本校独自の大きな魅力です。

この第2外国語の授業は、国際教養科の生徒だけでなく、普通科( 文系)や国際流通科の生徒も選択可能。 語学への関心や将来の進路に応じて、自分に合った学びを選ぶことができます。

多くの生徒がK- POPや韓国ドラマ、中国ドラマをきっかけに興味を持ち、 授業外でも自主的に学習を進めています。中には、ネイティブとスムーズに会話ができるほどの実力を持つ生徒もおり、授業以外でもその力を発揮する場面が増えています。

実際に、本校では韓国の姉妹校である韓国空港高校とのオンライン交流も実施しており、学んだ韓国語を使って現地の高校生と交流する貴重な体験も可能です。こうした実践の積み重ねにより、本校には日本語・英語・ 第2外国語の3か国語を話せる生徒も少なくありません。

このように、本校の外国語教育は単なる「教科」ではなく、言葉を通して世界とつながるための力を育てる学びです。 

充実した多言語教育と豊かな国際交流がそろった本校で、 あなたの可能性を広げてみませんか? ご入学を心よりお待ちしています。

なぜ千歳高校の制服には鶴が刺繍されているのですか?

 

千歳高校の制服に鶴が刺繍されています。不思議に思った人も多いと思います。
先日、初代の校舎(現校舎は3代目)を卒業された方から鶴の刺繍に込められた思いを教えていただきました。

Instagramが始まったら多くの人にシェアしたいと思っていました。

昭和26年朝鮮戦争時、増援部隊として小樽に到着した米軍は千歳に駐留しました。駐留は昭和32年まで続きます。駐留は多くの人が千歳の町に集まるきっかけとなりました。人が集まることによって千歳の治安が不安定になっていったそうです。

女子生徒の保護者は子どもたちが無事に帰宅することを心から願い、また心配する日々を過ごしました。

地元の女子生徒であることがわかるように千歳の象徴である鶴の刺繍を上腕に巻き付けたりしたそうです。
「この子達は地元の学生ですよ。守られるべき立場の人間です。」鶴は語らずもそのメッセージを発していたのです。

2年前、「75歳になり最後の同窓会をするので今の千歳高校の校舎を見せてくれないでしょうか。」と問い合わせがありました。本校は同窓生の皆様に学校を見ていただいております。

ある女性が、偶然通りかけた生徒の制服にある鶴の刺繍を見て、「今も鶴が刺繍されているんですね。」と涙を流されていました。その方は刺繍の意味がわかっていたんです。

この鶴は昭和、平成、令和と受け継がれてきました。

当時も今もこれからも変わらないのは、我が子の無事を願う保護者の気持ちです。

その願いの象徴である鶴はこれからも千歳高校の生徒を守るように皆さんと共にいます。

千高公式Instagram TEAM

 

第1回韓国空港高校オンライン交流

 7月17日の放課後、今年度第1回目の韓国ソウル市立空港高校とのオンライン交流が行われました。36名の生徒が自分の興味・関心に合わせ6つのグループに分かれ、各自が作成したスライドを使用し、自己紹介をしたり、それぞれのグループのトピックについてプレゼンを行いました。

 どの生徒も韓国語や英語、日本語で楽しそうにコミュニケーションをとり交流を深めていました。今後は9月と12月にも開催予定です。交流を続けることで両校生徒の親睦を深め、異文化理解力を涵養し生徒たちの成長につなげていきたいと思います。

2学年大学出前講義について

7月16日(木)の6・7校時に「大学研究」「学問研究」の目的で出前講座が行われました。各大学の副学長や教授の方が本校にお見えになり、生徒の興味関心の高い内容を高校生にも分かりやすく講義していただきました。

生徒にとっても大学の講義を身近に受けるよい機会となり、今後の進路選択に役立っていくことと思います。

なお、参加校は下記の北海道・東北の国公立大学13校で、オンラインによる配信もありました。

(参加校)

北見工業大学    室蘭工業大学     公立千歳科学技術大学

旭川市立大学    札幌医科大学     公立はこだて未來大学

青森公立大学    北海道教育大学札幌  名寄市立大学

青森県立保健大学  弘前大学       小樽商科大学

帯広畜産大学

 

表現力で魅せた国際教養科 ~学校祭での活躍~

7月10日から12日にかけて、本校最大の行事である学校祭が開催されました。 連日天候にも恵まれ、暑すぎず心地よい気候の中、生徒たちは日頃の成果を思う存分に発揮しました。

国際教養科の生徒たちもこの3日間で大いに奮闘し、 特にクラスパフォーマンス部門では、 表現力豊かな演技で観客を魅了しました。 国際的な視野や感受性を活かした独自の表現は、「さすが国際教養科」と称賛される仕上がりでした。

中でも3年3組はクラスパフォーマンス部門において学年1位を獲得し、閉会式では代表としてその演技を披露。 会場にいた全校生徒から大きな拍手が送られ、その演技力の高さに多くの人が感銘を受けました。また、 2年3組はクラスアート部門とクラスパフォーマンス部門で、 3年3組はクラスパフォーマンス部門と企画展示部門でそれぞれ入賞し、学年を越えた活躍が光りました。 2年3組と3年3組は総合得点でもベストスリーに入りました。

生徒会や運営スタッフの丁寧な準備と尽力、そしてそれを支え盛り上げた全校生徒の協力により、学校祭は大成功を収めました。この経験は、 生徒たちにとって大きな成長の機会となったに違いありません。先輩たちが築いた伝統が、後輩たちにしっかりと受け継がれていくことを期待しています。

避難訓練

6月23日に避難訓練を実施しました。

避難後はグラウンドで消火訓練を行いました。

「火事だー!」のかけ声を合図に、代表生徒が素早く消火をする姿は非常に頼もしかったです。

 

世界とつながる5カ月──オーストラリアとのオンライン交流、始動!

本校国際教養科3年3組の生徒39名が、オーストラリア・ メルボルンにあるキャロライン・ チズム高校と5カ月にわたるオンライン交流をスタートさせました 。初回の交流は6月20日(金)に実施され、 接続の不具合など課題も見られましたが、 生徒たちは積極的に参加し、まずまずの滑り出しとなりました。

この交流の目的は、異なる国の価値観や文化を理解すること、 そして英語を即興的に使いこなす力を育てることにあります。 キャロライン・チズム高校からは、 日本語を4年間学んでいる高校1年生14名が参加。 彼らにとっても、 日本語を実際に使ってみる貴重な学びの場となっています。

交流は、「English time(英語だけで話す時間)」と「Japanese time(日本語だけで話す時間)」に分かれており、 それぞれの時間では決められた言語だけを使用します。初回では、 「自己紹介」「最近のマイブーム」「学校での一日」など、 生徒たちが自然に話しやすい身近なトピックが用意され、 会話も弾みました。

本校では令和2年度のコロナ禍から、 韓国の姉妹校とのオンライン交流を積み重ねてきており、 その経験が今回の実施にも大いに活かされています。過去の実践の 蓄積こそが、新しい挑戦の土台となっていることを、 改めて実感しています。

今後も交流は定期的に続けられます。生徒たちが世界に視野を広げ 、英語を恐れず使いこなす国際人へと成長していく姿に、 どうぞご期待ください。

“Think Globally, Act Chitose!”──地域とつながる、世界へつながる。千歳プロジェクト始動!

本校国際教養科3年3組の生徒38名が、地域と向き合い、未来を見据えた新たな挑戦「千歳プロジェクト」に取り組んでいます。この活動は、「Think Globally, Act Locally」の理念のもと、とくに“Act Locally”に焦点を当てた実践型プロジェクト。スローガンはずばり “Think Globally, Act Chitose!”。高校生ならではの視点で、千歳のまちに新しい風を吹き込もうという試みです。

生徒たちは6グループに分かれ、「新千歳空港のポテンシャル」「若者の政治参加」「観光の魅力発信」「地域の公共交通」など、千歳に関わる6つの課題に向き合っています。実際に市民へのインタビューや現地調査も行いながら、現場の声を聞き、課題の本質を自らの手で探ります。そして、そこから導き出した解決のアイデアを、すべて 英語で発信します。

地域の課題に英語で取り組むこの経験は、生徒たちにとって「世界を視野に入れながら、地域に根差して行動する」力を育む、かけがえのない学びとなっています。プレゼンに向けた議論は白熱し、笑い声と真剣な眼差しがあふれています。

「千歳の未来は、私たちの手で変えられる。」
そんな思いを胸に、今、生徒たちは動き出しました。国際教養科ならではのこの挑戦に、ぜひご期待ください!