今日の千歳高校

今日の千歳高校

【長期交換留学】レベッカさん、ありがとう! みんなの心に残る1年間

本校とアメリカ・アラスカ州アンカレジ市にあるダイモンド高校との間で、令和5年度から始まった長期交換留学プログラム。その第2期生として昨年8月から本校にやってきたレベッカ・ マッカラさんが、今日、最後の登校日を迎えました。

レベッカさんはこの1年間、 3年3組の一員として日本の高校生活を満喫し、なんと台湾への修学旅行にも一緒に参加!さらに、放課後は弓道部にも所属し、 日本の伝統文化にも真剣に向き合ってきました。 最後のホームルーム後には、クラスのみんなと弓道部の仲間たちと涙のお別れ…。 それは、 かけがえのない思い出をここでたくさん作ってくれた証です。

将来の夢は、「お医者さんになってたくさんの人を助けたい」 というレベッカさん。私たち教員にとって、この夢の一歩に関われたことは大きな喜びです。アメリカに帰っても、この経験を力に、日本とアメリカの架け橋になってくれることでしょう。

このプログラムは今年8月から第3期に突入。 また新たな留学生を迎える予定です。レベッカさんのような出会いが、 これからもたくさん生まれていくと思うと、とても楽しみです。

留学生にとっても、本校生にとっても、一生の宝物になるこの交流。これからも大切に続けていきます!

全校集会(暑さにより放送で実施)でのスピーチ後、校長先生より修了証が手渡されました。          

1年間ともに過ごしたクラスメイトとの一枚。最高の思い出ですね!

ダイモンド長期交換留学2期生の川島くん(今年5月にアメリカ・アラスカ州・アンカレジ市より帰国)とレベッカさん!お疲れ様でした!

 

“英語+もう一つの外国語”で世界が広がる 本校ならではの多言語教育

本校では、国際的な視野を持った生徒を育てるために、 英語に加え、中国語・韓国語の第2外国語を週2時間学べるカリキ ュラムを用意しています。これらの授業は、すべてネイティブ講師 による指導のもと、発音や会話、 文化について実践的に学べる内容となっており、 他校にはない本校独自の大きな魅力です。

この第2外国語の授業は、国際教養科の生徒だけでなく、普通科( 文系)や国際流通科の生徒も選択可能。 語学への関心や将来の進路に応じて、自分に合った学びを選ぶことができます。

多くの生徒がK- POPや韓国ドラマ、中国ドラマをきっかけに興味を持ち、 授業外でも自主的に学習を進めています。中には、ネイティブとスムーズに会話ができるほどの実力を持つ生徒もおり、授業以外でもその力を発揮する場面が増えています。

実際に、本校では韓国の姉妹校である韓国空港高校とのオンライン交流も実施しており、学んだ韓国語を使って現地の高校生と交流する貴重な体験も可能です。こうした実践の積み重ねにより、本校には日本語・英語・ 第2外国語の3か国語を話せる生徒も少なくありません。

このように、本校の外国語教育は単なる「教科」ではなく、言葉を通して世界とつながるための力を育てる学びです。 

充実した多言語教育と豊かな国際交流がそろった本校で、 あなたの可能性を広げてみませんか? ご入学を心よりお待ちしています。

なぜ千歳高校の制服には鶴が刺繍されているのですか?

 

千歳高校の制服に鶴が刺繍されています。不思議に思った人も多いと思います。
先日、初代の校舎(現校舎は3代目)を卒業された方から鶴の刺繍に込められた思いを教えていただきました。

Instagramが始まったら多くの人にシェアしたいと思っていました。

昭和26年朝鮮戦争時、増援部隊として小樽に到着した米軍は千歳に駐留しました。駐留は昭和32年まで続きます。駐留は多くの人が千歳の町に集まるきっかけとなりました。人が集まることによって千歳の治安が不安定になっていったそうです。

女子生徒の保護者は子どもたちが無事に帰宅することを心から願い、また心配する日々を過ごしました。

地元の女子生徒であることがわかるように千歳の象徴である鶴の刺繍を上腕に巻き付けたりしたそうです。
「この子達は地元の学生ですよ。守られるべき立場の人間です。」鶴は語らずもそのメッセージを発していたのです。

2年前、「75歳になり最後の同窓会をするので今の千歳高校の校舎を見せてくれないでしょうか。」と問い合わせがありました。本校は同窓生の皆様に学校を見ていただいております。

ある女性が、偶然通りかけた生徒の制服にある鶴の刺繍を見て、「今も鶴が刺繍されているんですね。」と涙を流されていました。その方は刺繍の意味がわかっていたんです。

この鶴は昭和、平成、令和と受け継がれてきました。

当時も今もこれからも変わらないのは、我が子の無事を願う保護者の気持ちです。

その願いの象徴である鶴はこれからも千歳高校の生徒を守るように皆さんと共にいます。

千高公式Instagram TEAM

 

第1回韓国空港高校オンライン交流

 7月17日の放課後、今年度第1回目の韓国ソウル市立空港高校とのオンライン交流が行われました。36名の生徒が自分の興味・関心に合わせ6つのグループに分かれ、各自が作成したスライドを使用し、自己紹介をしたり、それぞれのグループのトピックについてプレゼンを行いました。

 どの生徒も韓国語や英語、日本語で楽しそうにコミュニケーションをとり交流を深めていました。今後は9月と12月にも開催予定です。交流を続けることで両校生徒の親睦を深め、異文化理解力を涵養し生徒たちの成長につなげていきたいと思います。

2学年大学出前講義について

7月16日(木)の6・7校時に「大学研究」「学問研究」の目的で出前講座が行われました。各大学の副学長や教授の方が本校にお見えになり、生徒の興味関心の高い内容を高校生にも分かりやすく講義していただきました。

生徒にとっても大学の講義を身近に受けるよい機会となり、今後の進路選択に役立っていくことと思います。

なお、参加校は下記の北海道・東北の国公立大学13校で、オンラインによる配信もありました。

(参加校)

北見工業大学    室蘭工業大学     公立千歳科学技術大学

旭川市立大学    札幌医科大学     公立はこだて未來大学

青森公立大学    北海道教育大学札幌  名寄市立大学

青森県立保健大学  弘前大学       小樽商科大学

帯広畜産大学

 

表現力で魅せた国際教養科 ~学校祭での活躍~

7月10日から12日にかけて、本校最大の行事である学校祭が開催されました。 連日天候にも恵まれ、暑すぎず心地よい気候の中、生徒たちは日頃の成果を思う存分に発揮しました。

国際教養科の生徒たちもこの3日間で大いに奮闘し、 特にクラスパフォーマンス部門では、 表現力豊かな演技で観客を魅了しました。 国際的な視野や感受性を活かした独自の表現は、「さすが国際教養科」と称賛される仕上がりでした。

中でも3年3組はクラスパフォーマンス部門において学年1位を獲得し、閉会式では代表としてその演技を披露。 会場にいた全校生徒から大きな拍手が送られ、その演技力の高さに多くの人が感銘を受けました。また、 2年3組はクラスアート部門とクラスパフォーマンス部門で、 3年3組はクラスパフォーマンス部門と企画展示部門でそれぞれ入賞し、学年を越えた活躍が光りました。 2年3組と3年3組は総合得点でもベストスリーに入りました。

生徒会や運営スタッフの丁寧な準備と尽力、そしてそれを支え盛り上げた全校生徒の協力により、学校祭は大成功を収めました。この経験は、 生徒たちにとって大きな成長の機会となったに違いありません。先輩たちが築いた伝統が、後輩たちにしっかりと受け継がれていくことを期待しています。

避難訓練

6月23日に避難訓練を実施しました。

避難後はグラウンドで消火訓練を行いました。

「火事だー!」のかけ声を合図に、代表生徒が素早く消火をする姿は非常に頼もしかったです。

 

世界とつながる5カ月──オーストラリアとのオンライン交流、始動!

本校国際教養科3年3組の生徒39名が、オーストラリア・ メルボルンにあるキャロライン・ チズム高校と5カ月にわたるオンライン交流をスタートさせました 。初回の交流は6月20日(金)に実施され、 接続の不具合など課題も見られましたが、 生徒たちは積極的に参加し、まずまずの滑り出しとなりました。

この交流の目的は、異なる国の価値観や文化を理解すること、 そして英語を即興的に使いこなす力を育てることにあります。 キャロライン・チズム高校からは、 日本語を4年間学んでいる高校1年生14名が参加。 彼らにとっても、 日本語を実際に使ってみる貴重な学びの場となっています。

交流は、「English time(英語だけで話す時間)」と「Japanese time(日本語だけで話す時間)」に分かれており、 それぞれの時間では決められた言語だけを使用します。初回では、 「自己紹介」「最近のマイブーム」「学校での一日」など、 生徒たちが自然に話しやすい身近なトピックが用意され、 会話も弾みました。

本校では令和2年度のコロナ禍から、 韓国の姉妹校とのオンライン交流を積み重ねてきており、 その経験が今回の実施にも大いに活かされています。過去の実践の 蓄積こそが、新しい挑戦の土台となっていることを、 改めて実感しています。

今後も交流は定期的に続けられます。生徒たちが世界に視野を広げ 、英語を恐れず使いこなす国際人へと成長していく姿に、 どうぞご期待ください。

“Think Globally, Act Chitose!”──地域とつながる、世界へつながる。千歳プロジェクト始動!

本校国際教養科3年3組の生徒38名が、地域と向き合い、未来を見据えた新たな挑戦「千歳プロジェクト」に取り組んでいます。この活動は、「Think Globally, Act Locally」の理念のもと、とくに“Act Locally”に焦点を当てた実践型プロジェクト。スローガンはずばり “Think Globally, Act Chitose!”。高校生ならではの視点で、千歳のまちに新しい風を吹き込もうという試みです。

生徒たちは6グループに分かれ、「新千歳空港のポテンシャル」「若者の政治参加」「観光の魅力発信」「地域の公共交通」など、千歳に関わる6つの課題に向き合っています。実際に市民へのインタビューや現地調査も行いながら、現場の声を聞き、課題の本質を自らの手で探ります。そして、そこから導き出した解決のアイデアを、すべて 英語で発信します。

地域の課題に英語で取り組むこの経験は、生徒たちにとって「世界を視野に入れながら、地域に根差して行動する」力を育む、かけがえのない学びとなっています。プレゼンに向けた議論は白熱し、笑い声と真剣な眼差しがあふれています。

「千歳の未来は、私たちの手で変えられる。」
そんな思いを胸に、今、生徒たちは動き出しました。国際教養科ならではのこの挑戦に、ぜひご期待ください!