今日の千歳高校

2025年12月の記事一覧

国際教養科の生徒たちが学んだバンクーバーの街です

カナダの西海岸に位置するバンクーバーは、ブリティッシュ・コロンビア州の南西部の都市機能と自然が見事に調和した都市です。人口は札幌市より多い230万人。カナダ国内ではトロントやモントリオールに次ぐ都市となります。自然豊かで北米の都市の中では治安も安定していることから「最も住みやすい街」として世界的に評価の高い都市です。多民族、他宗教の環境下で都市が形成されていることから、さまざまな言語を耳にすることができます。街には世界中の料理店が集積し、「ここにいれば世界旅行ができる」と言われます。日本でバンクーバーの名前がよく知れ渡ったのは2010年には冬季オリンピックでした。浅田真央選手の銀メダルが印象に残ったオリンピックです。
生徒は近郊の市からバンクーバーまでバスやスカイトレイン(無人運転)に乗りバンクーバーのダウンタウンまで通いました。

「みらいtalk」に新しいブランド「みらいtalk mini」が誕生しました

「みらいtalk mini」開催報告
12月11日(木)、1年生の希望者を対象に「みらいtalk mini」を開催いたしました。
今回は、ちきゅメリ(株式会社地球はメリー・ゴーランド代表取締役)の田村様をお招きし、4月に実施した自己理解ワークショップの振り返りと、『「みらい」を考えるヒント…起業するとは?』と題したご講演をいただきました。
参加した生徒たちは、コミュニケーションカードを活用し、4月からの自身の変化を確認しました。さらに、仲間とその内容を共有することで、お互いの成長を実感し、学びを深めることができました。
また、後半の講演では、田村様ご自身の起業経験から、「人との出会い」と「行動する力」の重要性についてお話しいただき、まさに未来を切り拓いていく生徒たちにとって貴重な心構えをお伝えいただきました。
生徒たちが自らの進路や将来について深く考える、大変有意義な機会をご提供いただきました田村様に、心より感謝申し上げます。

カナダ語学研修全プログラムを修了

Vancouverより素敵な写真が届きました。
語学学校EF Vancouver校で先ほどgraduation ceremonyが行われました。
生徒それぞれが自分のレベル別に分かれて、世界から集まった英語学習者とともに頑張りました。
休憩時間も他国の学習者と交流を重ねて、より生きた英語に触れることができたようです。
晴れやかな表情が充実した学びであったことをあらわしていますね。
明日いよいよ帰国することになります。
皆さんの無事の帰国を願っております。

3年 書道表現

3年生の選択書道表現の授業で、表札を作りました。

それぞれ字体・配置等を工夫し、文字を書き彫りました。

カナダでの学びを語る 国際教養科2年生代表インタビュー

今回は、EFバンクーバーで語学研修に参加している生徒の中から、クラスの代表として福山さんと百々さんの2名に引率教員の一人、水野がインタビューを行いました。地域の皆さまや保護者の方々、そして本校教職員にも、生徒たちのリアルな声や日々の学びの姿をお伝えしたいという思いから、対談形式でまとめています。
インタビューでは、二人が英語だけの授業を楽しみ、異文化の友人たちと積極的に交流している様子が語られました。また、慣れない環境の中で戸惑うことや小さな失敗を経験しながらも、その一つ一つを前向きに受け止めて成長している姿も印象的でした。現地での生活がどれほど生きた学びとなっているのか、きっと伝わってくると思います。ぜひご覧ください。

水野: EFの授業はどんな様子ですか。
百々: 私のクラスはペアワークとグループワークが中心で、授業はすべて英語です。でも先生が分かりやすく話してくれるので困ることはありません。30語くらいの短いストーリーを書くライティングもあって楽しいです。
水野: クラスにはどんな国の人がいますか。
百々: メキシコの学生が5人くらいで多く、日本人が5~7人、フランス人が1人です。授業中に全員と話す機会があるので、自然に友だちになれます。
水野: ホストファミリーはどうですか。
福山: とても優しいです。初登校が不安だと言ったら、前日に学校までの行き方を一緒にシミュレーションしてくれました。
水野: 通学にはどのくらいかかりますか。
福山: 電車で1時間ほどです。最初は不安でしたが、今は慣れて安心して乗れます。スカイトレインは本数が多くて便利です。
水野: ホストファミリーとはどんな会話をしますか。
福山: ご飯のことや荷物を量りたい時に体重計を借りたりと、日常会話が中心です。ただ、日本のドアと閉まり方が違って、勢いよく閉めてしまい、すごい音がなって注意されたこともありました。
水野: 困ったことはありましたか。
福山: 電車とバスの乗り放題の定期券をなくしてしまい、週末は自費で移動することになりました。
水野: クリスマスマーケットはどうでしたか。
福山: 日本より規模が大きく、町中がイルミネーションで華やかでした。生演奏の讃美歌もあって、とても印象的でした。
水野: 残り2日ですが、やりたいことはありますか。
福山: ホストファミリーともっと会話したいです。放課後はいろいろな場所を回りたいと思います。
水野: ありがとう。百々さんは?
百々: クラスの人やホームステイ先の留学生と、もっと仲良くなりたいです。最後に写真を撮ったり、お土産を渡したりして、いい思い出を作りたいです。
水野: 残りの時間を大切にしてください。今日はありがとうございました。

カナダ語学研修6日目:学びと感動に満ちた週末ツアー!

教養科の生徒24名が参加しているカナダ語学研修6日目の土曜日は、普段の語学学習からは少し離れて終日ツアーです。まず、市内観光の一環として、歴史的なガスタウンへ。生徒たちは、蒸気時計の前で揃って記念撮影をしました。
 次にバスで移動し、緑豊かで美しいスタンレーパークへ。ここでは、先住民の歴史と文化が詰まったトーテムポールの前で記念撮影。さらに、海を挟んでダウンタウンのビル群を望む絶景スポットを訪れました。雨予報を覆すように奇跡的に晴れ間が広がり、生徒からも喜びの声が上がりました。
その後、ウォーターフロントの雰囲気が魅力的なグランビルアイランドへ移動し、賑やかなマーケットでショッピングを楽しみました。
午後はUBC(ブリティッシュコロンビア大学)を訪問。現地の学生に案内され、生物多様性博物館などを見学しました。カナダ最高峰のキャンパスの雰囲気に触れ、英語で積極的に交流する姿が見られました。日本人留学生の方々からは、「日本の大学入試とは異なり、ボランティアなどの経験が重視される」「課題の量が膨大だが、必死で勉強して何とかついていけた。」「世界大学ランキングだけでUBCを過大評価しないで!」など、多岐にわたる留学生活のリアルな話を聞き、刺激を受けました。
 最後に、UBCからバスで1時間ほどかけ、バーナビー市にある日系カナダ人記念館を訪問。事前に学習した映画『バンクーバーの朝日』の背景にある、日系カナダ人の過酷な歴史と、多様性社会への貢献について学び、研修の意義を深めました。
 明日は久しぶりの休日。しっかりと休養をとり、来週のEFでの学習に再び集中して臨んでほしいです!

 

アメリカに長期留学中の本校生徒の留学レポートです。

アラスカにきてもう少しで3ヶ月が経ちます。ここでの生活がすごく楽しいので時が過ぎるのをあっという間に感じます。
9月には学校でホームカミングパーティーがありました。とても楽しく、日本にはない行事で、アメリカの文化を強く感じることができました。みんなでダンスや試合を楽しんだりするのは、日本の学校とは全く違い、とても楽しかったです。
 また、9月から私はライフルチーム(Rifley Team)に入りました。このスポーツはエアライフルを使ってターゲットを射撃してスコアを競います。アメリカの部活動は季節によって変わり、このスポーツは12月までの4か月間という短い期間で活動します。毎日練習がありますが、日本の部活のように厳しくなく、とにかく楽しむことが一番ということに驚きました。レベル分けもされていて、自分に合った練習ができます。私のチームには何人か日本語クラスを取っている生徒もいて、日本語で説明してくれることもあり、みんな優しく面白いので、このチームがとても好きです。毎週ある試合もとても楽しく、学校生活がさらに充実しています。
 週末は友達やホストファミリーと出かけることが多く、この前はしゃぶしゃぶやラーメンを食べに行きました。美味しかったのですがやっぱり日本の味が一番です(笑)。今1番お気に入りのファストフードはRaising Cane’sのサンドイッチコンボです。さらに、ここにきて初めてオーロラを見ることができました。とても綺麗でした。10月に入り、もうすぐハロウィンがやってきます。学校や街中には飾りが増え、アメリカではどのイベントも本気で楽しむんだなと感じました。私もコスチュームを買いに行き、日本では経験できないハロウィンをとても楽しみにしています。
 今のところ、全くホームシックにもならず、友達やホストファミリーと楽しく毎日を過ごせています。これからも頑張ります!

12月4日(木)語学研修4日目 今日は、みんなでガスタウンを散策!

今日は、授業が早めに終わったため、みんなで観光名所であるガスタウンに行きました。語学研修先のEFの授業は、レベル別でバラバラの授業になるため、みんなで集まって何かをする機会が少ないことから、担任の小林先生の発案で急遽行うことにしました。バンクーバーはこの時期、雨が降ることが多いらしく、今日も雨で気温も低い中でしたが、みんなでガスタウンを満喫しました。ガスタウンは、バンクーバーでおそらくもっともよく知られている観光地で、蒸気時計(Steam Clock)が有名です。学校から徒歩10分ほどの立地にあることもあって、遠足気分で生徒で列をなして向かいました。蒸気時計は、15分に1回蒸気の力で汽笛のような音を出すのが特徴的で、みんな「もうすぐ鳴りますよ!」と興奮した様子でした。1時間半ほどガスタウンをそれぞれで散策し、家族や友人におみやげを買ったりしていました。最後は、蒸気時計の前で帰りのSHRをしました。少し、気分転換になったかなと思います。そろそろ、疲れもたまってくる頃です。休める時には休んで、生徒には最後まで完走してもらいたいものです。

カナダで感じてほしい「多様性」について

現在、国際教養科は語学研修真っ最中ですが、そもそも語学研修の場所として、長くカナダを選んでいるのには、理由があります。それは、カナダが多様性を重んじる国だからです。英語では、Diversity(ダイバーシティ)といいますが、カナダ・バンクーバーは、このDiversityを学ぶのにうってつけの場所なのです。
 たとえば、今回散策で学校のスタッフに案内して頂いたバンクーバー市立図書館を見てみると、各国の本がコーナーになっており、日本語、フランス語、ロシア語、ポーランド語、ペルシャ語、イタリア語、など数多くの国の本が棚に並べられています。
また、町を歩いていると至るところで英語“以外”の言語が聞こえてくることにも最初は驚きを隠せませんでした。蒸気時計(Steam Clock)で知られる観光名所の「ガスタウン」のすぐそばにはチャイナタウンもあり、至るところで中国語が聞かれます。そして、現在通っている語学学校EFの学生も日本、ブラジル、韓国、スペイン、中国など多種多様。教えて下さるスタッフも、アメリカ、カナダ、インド、アイルランド、イギリス出身など実に多国籍で、ここにいれば世界の英語アクセントを網羅できてしまうのでは、と思うほどです。
 今は、国だけでなく、性別や文化の違い、個性など様々な多様性=Diversityを重んじる時代です。生徒たちには、この語学研修を通して、そうした多様性を身に付け、未来の世界をよりオープンに、住みやすい場所にしていくリーダー的存在になってほしいものだと強く願っています。