今日の千歳高校
Googleエンジニアから学ぶ最前線! 国際教養科「生成AI」特別講演・ワークショップ
10月30日(木)の5・6校時、国際教養科の1年生から3年生までを対象に、Google Cloudのエンジニアであるキム・テヒョンさんをお招きし、生成AIについての講演とワークショップを開催しました。
この企画は、本校の英語科教員が20年来の知人であるキムさんと5月に会った際、「本校の生徒のためにAIの講演をしてくれないか」と頼んだのがきっかけです。「若者のために自分ができることがあるなら」と快諾してくださった約束が、早くも実現しました。
5校時の講演では、AIの仕組みを知る上で不可欠な「プロンプト」「レスポンス」「Hallucinations(虚偽応答)」「LLM(大規模言語モデル)」といったキーワードを学びました。また、「ディープ・ラーニング」が人間の脳の神経回路を模倣した技術であることなど、難しい概念ながらもAIの構造を知る有益な情報を得ることができました。講演中、キムさんは生徒を飽きさせないよう、ワークシートを完成させた生徒にプレゼントを用意してくださるなど工夫を凝らし、生徒たちはここでしか手に入らないグッズを手に入れて大喜びでした。
続く6校時はワークショップに移り、実際にGoogleの生成AIであるGemini(英語では「ジェミナイ」と読みます!)を体験。「今日学んだ勉強の中でわからなかったこと」や、講演で習った「Hallucinationの意味」を調べるタスクに挑戦しました。今までAIを使ったことがなかった生徒にとっても、「まず使ってみよう!」と思う大きなきっかけになったのではないでしょうか。
また、この講演とワークショップでは、「ラボサポーター」の生徒たちも大活躍してくれました。1年生3名、2年生6名、3年生3名の計12名が名乗り出てくれ、機材の準備・片付けから、他の生徒たちのコンピューター操作のサポートまで、陰でイベントを支えてくれました。自主的にテキパキと動く姿は本当に頼もしく、彼らにとっても良い経験となったことを願っています。
最後にキムさんが語った「一期一会」という言葉が印象的でした。様々なつながりが結実し、Googleのエンジニアであるキムさんと生徒たちとの出会いが生まれました。今日の講演と体験が、生徒たちがAIを使ってこれからの社会を生き抜く上での「きっかけ」になることを願ってやみません。
多忙な中、わざわざ韓国から北海道・千歳までお越しいただいたキムさんに心から感謝いたします。生徒たちには、この貴重な経験から何か一つでも掴み、自分の未来のために生かしてほしいと思います。