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画面越しの「またね!」 国際教養科3年生、キャロラインチズム高校との1年間のオンライン交流、感動のフィナーレ

本日10月27日(月)、国際教養科3年生が、オーストラリアのキャロラインチズム高校と1年間にわたり続けてきたオンライン交流の最終回を迎えました。結局、合計5回の交流を行うことができました。

この交流は、数年前に交流のあった先方の先生と「お互いの言語の会話力を高める、より実践的な交流ができないか」と話し合ったことがきっかけで実現したものです。

実現までには多くの調整が必要でした。両校の時間割を合わせることはもちろん、オーストラリアとの時差(通常1時間、10月からのサマータイム期間は2時間)も、常に調整の課題でした。

交流が始まった当初は、接続不良などの技術的なトラブルも頻発しました。しかし、回を重ねるごとに生徒も教員もスキルアップし、問題を乗り越えてきました。そして最終回となった今日は、時間いっぱいまで、教室のあちこちから日本語と英語の活発な会話が聞こえる、素晴らしい交流となりました。

毎回テーマを決めて交流してきましたが、今回はハロウィーンが近いこともあり「Seasonal events(季節の行事)」がテーマ。本校生徒はハロウィーンや正月の様子を、キャロラインチズム校の生徒はイースターやクリスマスについて、画像を交えながら紹介し合い、生き生きとした文化交流ができました。

最初は緊張していた生徒たちも、回を重ねるごとにすっかり打ち解け、会話が弾むようになりました。最後には連絡先を交換し合う姿も見られ、画面越しに確かな友情が芽生えたようです。交流の最後に撮影した全員のスクリーンショットは、この1年間の成功を物語る、最高の笑顔で溢れていました。

接続トラブルなどの課題はありましたが、経済的な負担なく、多くの生徒に実践的な国際交流の機会を提供できる、非常に可能性の大きな取り組みだと感じています。今後は、共同でのプロジェクト研究など、よりレベルの高い活動に発展させていけると、さらに素晴らしいものになるでしょう。

1年間、このプロジェクトに一緒に取り組んでくれた生徒たち、そして常に温かくサポートしてくれたALTの先生方2名に、心から感謝します。