今日の千歳高校

心をつなぐ国際交流 ~台湾・鳳新高級中学を本校に迎えて~

5月14日、台湾の国立鳳新高級中学から生徒26名と引率の先生2名を千歳高校にお迎えし、国際交流行事を行いました。ホスト役を務めたのは、国際教養科2年3組の生徒たち。彼らは約1か月前からバディとなる台湾の生徒とメールでやり取りを重ね、すでに親睦を深めてきました。また、本校生徒14名がホストファミリーとして台湾の生徒を家庭に迎え入れ、放課後や週末も家族ぐるみで交流を行いました。

当日は、生徒たちが主役となるセレモニーが開催され、ファッションショーやクイズショーなどの企画、司会進行まで生徒自らが行いました。さらに、3年3組の生徒3名による千歳高校紹介の英語プレゼンテーションも行われ、落ち着いた態度とわかりやすい内容に、台湾の皆さんも熱心に耳を傾けていました。

また、国際流通科の1・2年生も芸術の授業で台湾の生徒と交流する機会を持ちました。スマートフォンの翻訳機能を使ったり、身振り手振りや英語で懸命に伝えようとする姿が印象的で、楽しみながら異文化への理解を深める貴重な時間となりました。

台湾側によるダンスパフォーマンスの際には、千歳高校の生徒たちも一緒に踊り、会場は一体感に包まれました。昼食はバディと共にとり、用意していたプレゼント交換も行われ、笑顔の絶えない温かいひとときとなりました。

見送りの際には、満面の笑みと別れを惜しむ涙があふれ、この交流が生徒たちにとってかけがえのない経験であったことが伝わってきました。台湾の人々とのつながり、そして英語という共通言語がもたらす広がりを、生徒たちは実感したことでしょう。

千歳高校はこれからも、海外に開かれた高校として、国際交流を通じて世界で羽ばたける教養とオープンな心を育む教育を進めていきます。