部活動

【高体連奮闘記 ―バスケ部、情熱の2日間―】

5月27日・28日、本校バスケットボール部は高体連に出場し、全力で戦い抜きました。

1回戦の相手は当別高校。試合開始直後から、3年生を中心にパスが面白いほどよく通り、先制攻撃が炸裂。全クォーターを通して相手を圧倒し、ゴール下へのボール運びもスムーズ。リバウンドにもよく反応し、まさに“集中”と“冷静”を体現するようなプレーの連続でした。チーム全員が一つになり、得点を重ねていき、最終スコアは113対23という大勝。圧巻の勝利で2回戦へと駒を進めました。

2回戦の相手は大麻高校。結果は71対102と惜しくも敗れましたが、千歳高校の選手たちは終始集中を切らすことなく、コートを駆け抜けました。前半こそ先制されましたが、次第にシュートが決まり始め、粘り強く食らいつく姿が印象的でした。相手の厳しいディフェンスにより、なかなかゴール下に入ることができず苦戦しましたが、外からのシュートが後半にかけて決まり始め、最後まで諦めずに戦いました。

会場には仲間たちの大きな声援が響き渡り、応援の声が選手たちの背中を押していました。チームが一つになって挑んだあの瞬間、その光景は本当に美しく、胸を打つものでした。

この試合が最後となる3年生たちの表情は、どこかすっきりとしていて、やり切った者だけが見せられる表情でした。何年にもわたる練習の日々、そしてバスケットボールへの熱い情熱。そのすべてが、この2日間のコート上に詰まっていました。

勝敗以上に大切なものを、確かにこの大会で手に入れたと思います。バスケで培った力を、これからの人生の中でぜひ活かしてほしい。本当に、お疲れさまでした。