問 株式投資に関する〈資料〉にもとづいて、次の会話文にある( ① )から( ⑩ )に入る数値及び当てはまる語句を選択しなさい。
※計算上端数が生じた場合は、小数点第2位を四捨五入し、第1位まで解答すること。
〈資料〉S社・T社の有価証券報告書から一部抜粋
| 項目 |
S社当期末 |
T社当期末 |
| 株価(1株当たり) | 4,911 円 | 4,911 円 |
| 発行済株式総数 | 57,000,000 株 | 106,000,000 株 |
| 当期純利益 | 15,553 百万円 | 28,077 百万円 |
| 純資産 | 297,826 百万円 | 244,893 百万円 |
| 1株当たり配当金 | 119.8 円 | 121.6 円 |
※発行済株式総数には自己株式は含まれていない。
※純資産=株主資本とする。
Aさん:最近、株の勉強をしていると聞いていたけど、どう?
Bさん:なんとなくニュースで株価とかは見るようになったけど、正直よくわかんないんだよね。どうやって企業を選べばいいのかとか。
Aさん:そうか。じゃあ、株式投資でよく使われる指標をいくつか紹介するね。まずはEPS(1株当たり当期純利益)。
Bさん:EPS?なにそれ?
Aさん:1株につきいくら稼いでいるかって指標のことだよ。例えば、〈資料〉を使ってS社の1株当たりの当期純利益を計算すると( ① )円だね。
Bさん:なるほど。そうするとT社のEPSは、( ② )円なので、( ③ )社の方が1株当たりで稼いでいる額が多いってことか。
Aさん:そう。だから、企業の収益性を見るのに使われるんだ。次に紹介するのが、PER(株価収益率)だよ。
Bさん:あ、それは聞いたことがあるかも。でもどのような意味かわかる?
Aさん:株が利益の何倍で買われているのかって指標で、株価の「割安」・「割高」を判断する材料になるんだ。
Bさん:なるほど。たとえば?
Aさん:〈資料〉のようにS社の株価が4,911円でEPSが( ① )円なら、PERは( ④ )倍。T社も同じ株価4,911円だけどEPSが( ② )円なら、PERは( ⑤ )倍になるね。
Bさん:どういうことなの?
Aさん:PERは一般に低い方が割安とされるから、( ⑥ )社の方が買いやすいと判断する投資家も多いよ。
Bさん:なるほど。じゃあ、EPSが高くてPERが低いと、良い企業ってことになるの?
Aさん:まあ、単純にそうとは言い切れないけど、利益が出ていて、その割に株価が安ければ注目されやすいのは確かかな。次に見るべきなのはPBR(株価純資産倍率)。
Bさん:それも聞いたことないや。
Aさん:PBRは、企業が持っている純資産に対して、どれくらいの株価がついているかを見る指標だよ。
Bさん:なるほど、純資産と株価を比べるのか。
Aさん:例えば、〈資料〉を使って計算するとS社が( ⑦ )倍、T社が( ⑧ )倍になるよ。
Bさん:ということは、( ⑨ )社の方が「純資産に対して株価が高い」ということ?
Aさん:そう。PBRは、一般的には1倍を割り込んでいると「割安」とされることが多いから、( ⑩ )社の方が「割安」といえるかもしれないね。